つい、最近、目に留まった動画ですが、
天才数学者、岡潔博士の夫人みちさんを
主人公にしたドラマがあります。
岡潔博士には生前、お会いしたことがあります。
その時は氏の価値は分かりませんでしたが、
今も分かりません。(;^_^A
氏は「他変数関数論」という、とてつもなく難解な論文を
発表し、世界的に認められ、数学に大きな功績を残しました。
検索をかけて、ちらっとのぞいてみましたが、
それこそ、何のことやらさっぱり分かりませんでした(-_-;)ムム..
私が、もっぱら関心を寄せたのは、
天才…と呼ばれる人たち、科学者であれ、数学者であれ、
天性的な卓越した才能を持っている人たちと
生涯を共にする人たちですが、
岡潔博士の場合は「妻」です。
おおよそ、数学とは無縁の人なのですが、
この人が天才数学者「岡潔」を作ったと言われてきたようです。
このみち夫人の目線に関心があります。
「見えないものを見えると思えば喜びが涌く」という持論を
持っていたと物語は述べています。
言葉にならない博士の内面を見事にみち夫人が表現し、
それが氏の未知への探求心を深めるヒントとなり、やがて、
「他変数関数論」なるものを生み出したと言われています。
理解もできない数学の世界を探求する夫を理解し、
信じ続ける力は愛以外にないと思いますよね。
私も違った分野(四次元以上の世界を科学的に証明する)で
岡氏のような苦闘を続けている我が夫に対して、
果たして、理解と信頼を持ち続けてきたのかと、
ふと、立ち止まって考えています。
ちなみに、すみれはすみれという言葉は博士の好きな言葉です。
自然にあることの素晴らしさを表現したものでしょう。
生涯、自然体で生き続けてきた博士の姿に、
現代人が忘れかけている何か大切なものが
隠されているように思えます。